Case対応事例
独身の息子の将来が心配で公正証書遺言を作成したケース
『息子が無頓着なのでこれで安心しました。』
宮崎市に住む80代の女性から,公正証書遺言を作成する依頼をお受けしました。
この方は,不動産が土地2筆,建物1棟の財産をお持ちで,亡くなられた場合には息子さん2人が相続人になる方でした。
特段,何か紛争などの問題が起こっているわけではありませんでしたが,『私の息子の1人(独身)が,私の面倒や身の回りの事をやってくれるのですが,財産管理や不動産の名義について全く無頓着なので,私が亡くなった後にこの息子に不動産が行く様にしたい。』という事でした。
詳しくお話を伺うと,もう1人の息子さんは,結婚しており東京に家を購入し家族も全員関東にいるという事で,宮崎市の不動産を必要とする事情はない事が分かりました。
そこで,同居しておられる独身の息子さんに,宮崎の不動産の全てを相続させる旨の公正証書遺言を作成しました。
手続き終了後,『昨年夫が亡くなって,家族の事は独身の息子が心配だったんですけど,これで安心しました。』というお話を頂きました。
実際に宮崎の公証役場で作成される公正証書遺言